高級化粧品と安いブランドの違い~使うと得する人と損する人の違いとベストな価格帯

化粧水1本が数万円するようなデパコス高級化粧品と、プチプラからやや高までの一般化粧品。

この価格差だけの価値、効果の違いは果たしてあるのか!?

もしあなたの肌状態が良くない、荒れ気味なら高級化粧品は選ぶべきじゃありません

高級化粧品だから肌を変える効果がすごい!ということはありません。確かに機能的な成分が多かったり濃い傾向ですが、肌が弱っている、荒れているときは逆に刺激になります。

かといって、安い化粧品だったらいいとも言えません。

高級化粧品はある程度肌が綺麗で、これ以上何をすればいいのかな?という人だけが選ぶべきです。高級化粧品ランキングなんて参考になりません。

なぜなら、高級化粧品と安い化粧品の違いは、リスクを減らし、高い効果を得られる反面、肌をマイナスからプラスに変えることはできないからです。ここはもっと違う化粧品、特化したブランドやラインを買うべきです。

私がすすめる、基礎化粧品の価格帯で失敗しない、ブレが最も少ないのは5,000円前後です

意外?高級化粧品の違いはこんな内容

化粧品の販売価格は、

  • 研究開発費
  • 原材料費
  • 製造費
  • 容器代
  • 広告費
  • その他費用

が全て乗っかった価格です。

では高級化粧品と普通の化粧品の違いは?というと、高級化粧品になるほど、

  • 研究開発費
  • 容器代
  • 広告費

の3つがグンと高くなります。

この価格差と中身の違いですが、だいたい5,000~1万円くらいまでは価格差が出やすいです。でも1万円を超えると、3万円と比較しても価格差ほど違いがない、ということが増えてきます。

5,000円以上はどれも同じなんて話もありますが、もうちょっと上あたりで分岐点があると思いますけどね。まあこれはブランドによりますが。

逆にプチプラと3,000~5,000円くらいの化粧品の違いは相当ありますよ。ま、これもブランド次第なんですが。

研究開発費はブランドによる

化粧品は、こういう成分をこれだけ配合して……と企画して、成分を原材料メーカーから仕入れて、化粧品製造専門工場に依頼して製造、となります。

基本的に自社で成分も製品も作りません。知らない人には意外かもしれませんが。

高級化粧品ブランドでは、成分自体や浸透技術の自社研究、開発が行われていることが一般的です。普通は既にある成分を組み合わせるだけに対して、ゼロから開発するため費用がかかります。

例えば研究施設の設備。そして研究者。成分を作るなら工場も必要です。

高級化粧品ブランドは一般の化粧品と違って、そのブランドでしか手に入らない成分や技術が詰まっています。それにかかった費用が製品価格を押し上げています。

容器代がかなり高い

意外と容器代が高いんです。高級化粧品の容器って、高くなるほど特殊な形や色をしていると思います。クリームなんかフタがウネーンとなっていたりしますよね。

高級ブランドなのに100円均一で売っているような容器だと、3万円!って見た目にならないですしね。

そして専用の容器を作ると型枠代がかなりかかり、さらにプチプラみたいに数が売れない、他のラインと共通化できないことから、数の力で単価を下げられません。

いやいや、容器代よ?と思うでしょうが、例えばセブンイレブンの7カフェ。コーヒーの容器ですが、コンビニオーナーが買い取る価格が、ホット(紙)が約7円。アイス(プラスチック)が30円ほどもするんですよ?しかも、Lサイズだとアイスは倍の60円です。

レギューラーサイズが100円なので、アイスコーヒーの価格3割は容器代なんです。ちなみにホットはLサイズでも値段はほぼ一緒です。

このことから分かるように、プラスチック容器ってかなり原価が高いんです。数が出るセブンイレブンでこれです。あんな変哲もない容器でこれ。高級化粧品だとどうなるかは想像がつきますよね。

でも容器がシンプルすぎると、ちふれみたいなブランド力がない限り売れづらいという問題があります。

広告費は高いが全てではない

高級化粧品を揶揄するときに言われるのが、女優や繁華街のビル広告、地下鉄通路のポスター、TVCMなんかに広告費をじゃんじゃん流しているため、広告費が価格のほとんどだ!とか言われます。

確かに高級化粧品は広告展開をします。SK-IIなんか有村架純、桃井かおりのTVCMはよく見ますよね。高級化粧品に似合う女優のギャラが1,000~5,000万。CM制作費が数十万。その他費用いろいろ。そしてCM放送1回(15秒)で数万から80万円ほど。

普通のブランドだととても無理です。

しかし、広告費でほとんど占められているというのは嘘です。そこまでじゃありません。高いことは確かですが。

最近だとネット広告も増えており、広告費用も単価が下がっていますし、SK-IIだって常にCMを流しているわけではありません。ノエビアやカネボウなんてTVCMは見ませんしね。

だから高級化粧品と一般化粧品の違いが広告費だけというのは飛躍しすぎていますね。

海外の高級化粧品ブランドの違い

高級化粧品というと海外ブランドをイメージする人は多いでしょう。シャネルなんか代表例。

どんな違いがあるかというと、まず日本の高級化粧品ともかなり違います。

これは肌質が欧米の人とかなり違うからです。

日本は基本的に湿気が高いですが、欧米は乾燥している地域が多いです。高級ブランドが多いフランスなんか特にそう。

そのため、

  • オイルにこだわっている
  • 油分が多い

という特徴に加え、香料がきつい違いがありますね。

そのため、四季によって変化する日本では肌負担が増える傾向です。そもそも、高級かどうかにかかわらず、海外のコスメは日本人に合いづらいのです。

海外の場合は、高級ブランドだからいいとはあまり言いづらいですね。

微妙?高級化粧品を買うメリットと効果

気になるのは、その違いが私達の肌にどう影響するのか?安い化粧品と違って、どんな違いを与えてくれるのか?

ここですよね。

それだけの価値があれば購入を検討します。それほどでもなければ買わないほうがいい。これで高級化粧品を買うかどうかの判断はつきますよね。

【1】成分品質・グレードが高くて肌荒れリスクが少ない

高級化粧品は広告費と容器代だけで中身が一緒!と言われることがありますが、基本的に成分の品質とグレードは高いです。

化粧品の成分にはピンきりがあります。すごく安いと何が悪いかと言うと、主に不純物のリスクがあります。

化粧品によく配合される植物エキス。植物のエキスだから自然で安心と思うじゃないですか。でも実際は合成品よりリスクがあります。

なぜなら、植物からエキスを抽出するときに、アルコールや界面活性剤を使うのですが、これが残留することが多いのです。安いと残留リスクが高まるのが一般的。いくら化粧品本体がアルコールフリーで、界面活性剤について気を使っていても、こういった原材料に残留する成分は表記されることがないため、肌荒れしやすいのです。

高級化粧品は使用する成分の品質が高い、つまり、それだけ思いもよらない肌荒れリスクがない、スキンケアが逆効果になるということがない、ということですね。

【2】濃度が重要な成分濃度が濃くて効果が高い

化粧品に効果を求める場合、成分が濃いほうがいいって思いますよね?

高級化粧品の場合、販売価格を高くできるメーカー側のメリットがあるため、安いブランドより成分濃度を高める余裕があります。

ですが、高級化粧品だからって濃度が濃いといい切れません。

なぜなら、美容成分は濃すぎるとマイナスになるからです。

例えばヒアルロン酸なんか10%も入れたらテクスチャーがゴワンゴワンになって使えなくなります。ビタミンCだって30%濃度とかにしたら肌が真っ赤になります。

美容成分、保湿成分など何でも成分には適正濃度があります。ビタミンCや美白成分などを除けばだいたい1%以下です。だから水を混ぜずに美容成分100%にしろやー!なんて要求はおかしいんです。

ただ、濃度が濃くないと効かない成分があります。

ビタミンCやハイドロキノン、レチノールなどの、主に美容皮膚科で用いられる成分です。

これらは濃度が薄すぎると全く実感できません。ですが、こういった有用な成分は決まって刺激があります。普通のブランドは刺激を抑えることができず、またクレームがくるのを恐れるため低濃度で配合します。それでも配合をアピールしているのですが、実際はほぼ無意味な状態です。

高級化粧品ブランドはこういった扱いづらい成分を、上手に加工して配合しています。

というわけで、高級化粧品だから成分が全体的に濃いってことはないです。でも濃度が高いほうが効果を発揮する成分は、安いブランドより濃い、だから効きやすいと言えます。

【3】独自成分で他社にはない効果を得られるかも

化粧品に配合される美容成分は、ほとんど「仕入れ」して配合しています。化粧品メーカーと言っても成分は他社に作ってもらっています。これが基本。

でも高級化粧品ブランドは、自社で独自成分を開発しているのが目立ちます。

SK-IIならピテラ。ポーラBAならコラーゲンに関する成分(シワ改善作用の成分ニールワンもここから派生)。

成分を自社で開発するのは相当なコストがかかります。さらに自社で製造となるとさらに。

コラーゲンを増やす成分としては、ビタミンC、レチノール(ビタミンA)、ナイアシン(ビタミンB3)などが代表的ですが、それ以外となると高級化粧品の独自成分があります。

ビタミンCはダメだったけどポーラの独自成分は違う!と感じることも多く、高級化粧品じゃないと体験しようがない、得られない実感があります。

化粧品は人によって肌に合う合わないがあります。これは肌との相性が問題ですが、中にはたまたまその時期の製品が合わなかった、ということがあります。

化粧品の品質にバラツキがあるためです。

高級化粧品はブランドイメージを保つのが重要なため、こういった品質のバラツキに関しては相当気を使っています。

それはつまり、肌を傷つける、肌荒れを起こすリスクが低いということです。

成分と同じく、化粧品の製造自体も下請け、OEMで製造するのが普通です。自社工場で作るなんてレアです。

でも、自社工場で作ると品質をコントロールできます。

電気製品や服でも何でも、今は中国で生産するのが当たり前ですよね。化粧品は原材料以外は国内製造が一般的ですが、やはり下請け工場の質はあります。

高級化粧品ブランドはブランドイメージの維持にも力を入れます。わずかなミスも許さない姿勢です。それが、敏感肌の人が使っても分からないようなミスであってもです。

でも、私達からしたら、ポーンと放り投げて作られている化粧品より、自分のところで完璧に作っているほうが気持ちいいですよね。

それに、製品の品質差が出にくくなります。

下請けもちゃんと作っているのでそうそう品質差は出ませんが、安い化粧品ほど予算を絞って作っているため、どうしてもバラツキが出やすくなります。でも高級化粧品は誰が使っても同じ条件で使えるというメリットがあると言えます。100円均一などは、ある日肌に合わなくなったとかあるんですよね。

4.浸透技術が高いから肌にしっかり届く

安物の化粧品と高級化粧品で、明確に力の入れ具合が違う、という点があります。

それは浸透性です。

高級化粧品のWEBサイトを見ると、だいたい共通しているのが浸透技術についての記載です。

これはなぜか?

高級化粧品は使い心地だけではなく、薬に近付こうとしているからです。

安い化粧品ほど、数ヶ月使っての肌変化ではなく、使ってすぐの満足度を演出します。女性にはそっちのほうが売れるからです。

でも高級化粧品は、本当に肌悩み、例えばシワ、シミ、くすみ、たるみ、ほうれい線やゴルゴライン……といった深い悩みを改善しようとしています。そのために、自社開発や自社製造が行われます。

そもそも、こういった肌悩みに効く成分は既に発見されています。でも、薬のように患部に成分が届かないと意味がありません。お腹が空いているけど、手の届かないところにご飯が置かれていても腹は膨れません。それと同じ。

しかし、薬でも患部への浸透は難しいのです。効くと分かっている成分を以下に届けたい場所に届けるか?

化粧品としての差を出すにはここしかないのです。成分自体よりはるかにこっち。浸透力。

ここに努力して価値をもたせているのが高級化粧品としての大きなメリットなんです。いわば、肌悩みを消しさる薬の存在に近いのが高級化粧品ブランドです。

5.プラシーボ効果がバカにできない

プラシーボ効果というのは、効果がないものも効果があると思い込んで使えば、実際にその効果が体に現れる現象です。

例えば偽薬です。

ものすごく体調が良くなる!と聞かされて信じた場合、その偽薬(ただのコーンスターチ)を飲んだら本当に体調が良くなります。

つまり人の体は精神的にかなり支配されているということ。

高級化粧品を使っている人は、そうでない人より肌が綺麗、というイメージがありますが、その中には「高級なものを使っている」という満足感によるところも大きいです。

これが意外とバカにできません。

特に女性はホルモンバランスの影響を受けやすいです。生理があるからです。

恋をするともの肌の調子や顔の形まで変わります。それくらい「気持ち」が肌に影響します。

高級な化粧品を使っている自分という立場だけでも、きれいになれている!という確信に近い期待が本当に肌を綺麗にしてくれます。

もちろん、ただの水やオイルではないSK-IIなので、なおさら綺麗になれるわけです。

6.ごまかしの使い心地がない

化粧品は効果よりも使い心地で選ばれやすいところがあります。そもそも効果は目に見えて出ないですし、出たとしても時間がかかります。やはり使い心地で「潤っている~」「なんかハリが出てきたかも」と感じたほうが売れるのです。

なので多くのブランドは、擬似的な効果を演出するものが多いです。

例えばシリコンでハリ感を出す、ヒアルロン酸などでうるおい感を強く出すなどです。

でもこれらは肌にとっていいかというと、悪いか別に意味がないかのほうが強いです。

しかし、そうしたほうが売れるという現実があるため、ごまかしの使い心地で安っぽく作られたコスメは多いです。

一方、高級化粧品はこういったごまかしがありません。ちゃんと成分を厳選して、自然で十分な満足感。さらには有効な期待できる成分も配合しています。いわゆる売りに行っていない。本物を提供しています。

肌になにか残っているベタツキ感はないけど、すごくリッチ感がある。なんか幸せ~と感じるものが多いです。

高級化粧品はこの使い心地や心の満足度を非常に満たしてくれるというメリットがあります。高級品共通の良さですよね。

高級化粧品を買って満足できる人

結局、このような違いに、+1万円以上も出費する価値はあるのかどうか?

先ほどの違いだけ見ると、別にそこまでお金をかけなくても良いのでは?と思いますよね。

その疑問は正解です。

ぶっちゃけ、高級化粧品だから肌が綺麗になるとかはありえません。

それには、高級化粧品の抱えるジレンマがあります。別に消費者を騙しているわけではありません。高級化粧品は効果を感じる人は感じるのですが、ダメな人にとっては3,000円くらいの化粧品と全く同じです。

ただ、高級化粧品を使って満足できる人はいます。以下のような人たちです。

高級スキンケア化粧品の何が違うのか?ブランド別のメリット・デメリットのまとめ

1.恋愛で綺麗になれるタイプは高級化粧品が効く!

高級化粧品は、成分や品質が確かなのがありますが、一番効くのは「思い込み」です。

例えば、グッチやフェンディのカバンを持って街を歩くのと、500円のパチもんバッグを持って歩くのとでは、どっちが気分がいいでしょうか?

当然前者のモノホンのブランドモノなのですが、実際には「優越感」に浸るレベルは個人それぞれですよね。

めっちゃ気にする人と、気にしない人に分かれます。

高級化粧品も同じで、高級なものを使っているだけで女性ホルモンが多く出る人がいます。これ本当に。

となると、肌細胞の生まれ変わり、血行の活性化が進んで肌は綺麗になります。化粧品の効果というより、精神的な効果が大きいのです。

恋愛でキレイになったと言われるタイプ、気分がいいとお化粧ノリがいい人なんかは、下手に安いコスメを使って不満を感じると肌に影響が出ます。男性ならこんな影響受けないのですが、女性は本当に受けます。高級化粧品の中身が仮に微妙でも、いい意味で思い込みが効果を発揮します。

2.5つ以上のブランドを試してきたが満足できなかった人

正直な話、高級化粧品はいきなり試しても満足できないと思います。

使い心地も一流なので、ワーっとなるでしょうが、抱えている肌悩みが消える確率は低いでしょう。そんなものです。

良いものを知るには、劣るものを知らないと評価しようがないですよね?高級化粧品も同じで、ただブランドが有名という理由だけで購入しても幸せはきません。

しかし、あらゆるコスメを使って、真剣に検討していたけど満足できない……

ここまで来ると、さすがに使ってきた基礎化粧品の効果を疑いたくなります。

すると、ここでようやく女性は化粧品の成分や技術などに関心を見せます。男性は最初からここに興味を持ちますが、女性は選ぶコスメがなくなってきてから科学的な理由を求めるようになります。

となると、何かすごそうな成分、技術を独自で持っているのは決まって高級化粧品ブランドなんですよね。

ここまでの理由で買うなら意味があります。ここだけでしか手に入らない効果があるわけですからね。

3.素肌が綺麗な人

高級化粧品だから美容効果がすごいというイメージがありますが、実際は素肌が汚い人には効きません。無駄です。

SK-IIにしろノエビアにしろ、高級化粧品ブランドを愛用している女性って、基本的に素肌が綺麗です。でも、それらブランドを使いだしたから綺麗になったというわけではなく、もともとそれなりに素肌が綺麗だったのです。

素肌がきれいな人がどんなスキンケア化粧品を探すかというと、保湿力がすごい!シミが消える!シワが目立たない!といったアピールのコスメじゃないんですよね。もっとシンプルで素肌を邪魔しないような、でも将来の老化を防げるようなコスメを探します。

その結果、

  • スクワランだけ、馬油だけといった超シンプル
  • 高級化粧品の基礎ライン

このどちらかになります。

下手に安い、しかも何か効果をアピールしたブランドを使うと、肌にいろいろ残ってしまうのでせっかくの素肌が台無しになります。素肌が綺麗な人ほど、余計なものを肌につけると荒れやすいのです。

やはり高級化粧品の品質の良さ、安定さは価値があります。素肌を一度壊してしまうと、元に戻らないダメージを負います。せっかくの素肌を台無しにしたくない!それなら高級化粧品ブランドは価値があると言えます。

4.スキンケアをシンプルにしたい

化粧水、乳液、美容液、クリーム、アイクリーム、夜用集中パック……

何かと塗りすぎているのでは?と疑問に思うと、化粧水だけなどのシンプルケアに関心が行きます。

それ自体は正解ですが、でも1本や2本のコスメだと不安になりますよね。

せめて何か、期待できるいいものを!と思うなら高級化粧品はありです。

SK-IIなら化粧水だけ買っている人は非常に多いですよね。あそこの化粧水は本当に特殊なので。

こういった一点豪華な選択は賢い考えです。何もライン使いしなくてもそのブランドの良さは出ますからね。

高級に近くて中身も価格相応なブランド

高級化粧品の価格帯を1万円超えとするなら、価格だけの価値がこれはあるよ、というブランドがあります。

意外かもしれませんが富士フィルムです。アスタリフトというブランドを展開しています。

元々化粧品メーカーでもない富士フィルムがなぜ?と思うでしょうが、高級化粧品にエイジングケアを求める人の望みを100%満たしています。それでいて1万円で収められるのはスゴいです。

ただアスタリフト全体としては全く高級化粧品ではありません。1商品だけ1万円クラスがあり、それが優秀です。

ジェリーアクアリスタというセラミド先行美容液です。

セラミドの種類が良く高濃度。ちゃんとしたセラミドは価格が高いため、それだけ商品価値も上がります。

さらに富士フィルム独自の技術で、本来は油分が必要なセラミド配合を、油分なしで実現。これは富士フィルムだけです。

これにより、洗顔後の一番クリアなときにセラミドを確実に補えるように。だからその後の化粧水やクリームなどの効果が最大限に引き出されます。これは別のブランドの安い製品でも十分になります。

そしてアスタキサンチンとリコピンを配合。ビタミンCやEが重要視されますが、年齢とともに不安になるのを止める力はアスタキサンチンとリコピンのほうが遥かに上です。

お金はかけようと思う。でもブランドイメージや容器にお金をかける気はない。本当に肌のためになる、中身重視の高級化粧品ならアスタリフトのジェリーアクアリスタは検討価値がありますね。

アスタリフト ジェリーアクアリスタ

人の肌の潤い、バリア機能保持に欠かせないセラミドの内、高価でより力を発揮するヒト型セラミドを配合。

通常はセラミド高濃度になると油分も増えますが、独自技術で油分に頼らずに配合しています。セラミドをこれほどダイレクトに補える製品は他にありません。成分内容と皮膚科学的な実績。どれも満たしていて価格はむしろ安いくらいです。

肌悩みがある人が使うべき化粧品ブランド

もし、あなたが、肌悩みがあってそれを消したい、改善したいと思うなら高級化粧品はまだ早いです。

SK-IIが肌に合わないという人が一定数いますが、だいたい肌バリア機能が弱っている人です。こういう人は、まず化粧品がどうこうの段階ではないので、化粧品としての違い、特に品質の違いが出やすい5,000円クラスで選ぶのが正解です。

それで肌状態が安定してから、もっと素肌を!!と投資したくなったときが高級化粧品を検討するタイミングです。

なので、大半の女性は高級化粧品を選ぶタイミングじゃないです。もっと化粧品コストは下げるべきですよ。

肌が弱い、荒れやすい人

肌が弱いということは、角質層のバリア機能が落ちているからです。肌が薄いと言われる人もこれです。

角質層の中にはセラミドが水と油の層を何層にも渡って維持しています。これが少ないと外部刺激が神経に届きやすくなり、炎症を起こしたりピリピリしやすくなります。

セラミドは年齢で減るだけでなく、20代前半の女性も不足気味。なぜなら、セラミドは脂質なので洗顔やクレンジングでかなり落ちてしまうからです。男性より女性の方が乾燥肌で悩んでいるのは、水分を保持するセラミドを減らすデイリーケアが多いからなんです。

セラミドの有効性は皮膚科医も認めており、花王キュレルはその代表例。

でも高級化粧品ブランドではセラミドはほとんど採用されていません。この点からも、ある程度肌が整っている人を対象にしているのが分かりますよね。セラミドは十分にある肌が前提なんです。

肌が弱い、荒れやすい、薄い人は、まず基礎となるセラミドを補うところから肌作りをスタートしたほうが賢いですね。高級化粧品はそれから使うと満足度が跳ね上がりますから。

ETVOS モイスチャライザー

ミネラルファンデーションで有名なブランドですが、実はセラミドコスメとしても超優秀。

高級感はないものの、雑貨風のおしゃれな容器は目を引きます。戸棚にならんでいるとかわいいです。

実はセラミドにもピンきりがあるのですが、ここのはヒト型という最も優れたタイプ。花王キュレルのは一番安いです。だからセラミド化粧品としては質が高く、高級化粧品の中身に匹敵するものなんですよ。

KOSE 米肌

高級ラインも展開するKOSEですが、一番成分的、機能的に優れているのが米肌です。なぜなら、セラミドを増やす作用があるライスパワーエキスNo.11を採用しているからです。

TVCMではONE BY KOSEの美容液が同成分を採用しています。

ただ成分特性上、化粧水や美容液などはエタノールが基材になっています。肌が弱い人には合わない確率もあるので、エタノール不使用のクリームがある米肌のほうが肌に合いやすいです。クリームですが非常になめらかで真夏もいけるくらい。

容器はシンプルですが高級感のあるブルー。成分も見た目もなかなかいいですよ。

美白化粧品が効かなくて高級化粧品を探していた人へ

基本的に美白化粧品で思ったような結果になることはありません。高級ブランドの10万円クラスを買ってもです。これはもう成分と浸透技術次第です。美容皮膚科だったり、薬学博士が関わったような美白化粧品なら、この条件を満たしていることが多く、かつ5,000円クラスであることが多いですね。

b.glen QuSomeハイドロキノン

高級化粧品が扱わないNo.1成分がハイドロキノンです。でも欧米ではホワイトケア=ハイドロキノンです。

というのも、ハイドロキノンを入れるなら、あれこれ入れても邪魔になるのと、成分が超不安定で酸化しやすいため、高級化粧品としての安定性には向かないからです。そして酸化すると強い刺激を生むので、これを使うなら専門の美容液でいいじゃないか?となって採用されません。

といっても、ここのブランドは特殊。通常は冷蔵庫に保管するなど面倒なハイドロキノンも、医療会でも使われるカプセル化技術で保護。他ブランドではありえないほどハイドロキノンを簡単に扱えるようになっています。

TVの広告展開もないし、前面に出てくるのは薬学博士の開発者(身長190cm以上のアメリカ人男性)。容器はシンプル。でも中身はどの高級化粧品より上です。

どっちが魅力的かって話ですよね。

資生堂・ポーラのシワ改善美容液に興味を持った人へ

b.glen QuSomeレチノール

同じくb.glenです。レチノールもハイドロキノンと同じでめったに高級化粧品ブランドが使いたがりません。理由は一緒です。でもこれまた欧米では一般的です。

でもでもQuSomeならO.K.です。QuSomeすごいんですよ。ただ女性にはピンと来づらいんですけどね。簡単に言うと、むちゃくちゃいいやつだけど、暴れまわりやすい。誰も制御できなかったのを、QuSomeだと優等生になっちゃう感じです。

レチノールは誘導体という質が落ちる状態でなら資生堂のクレ・ド・ポー ボーテで配合されています。大手では資生堂くらい。

でもb.glenは、資生堂がシワ改善でようやく発売した純粋レチノール(効率がいい)を以前から普通に配合しています。だったら5,000円くらいのb.glenでいいじゃないかと。

自然派で高級化粧品を探していたなら

coyori 美容オイル

かなり自然な成分しか配合していない、シンプルスキンケア基礎化粧品です。

高級化粧品はごく一部を除けば、基本的に植物エキス主体というのはあまりありません。植物エキスにもピンきりがあるのと、濃度が低いと特に意味がないものが多いからでしょう。植物エキスの扱いは結構難しいのです。

coyoriは防腐剤を始め界面活性剤など極力不使用、もしくは代替成分でリスクを減らしています。肌への優しさとナチュラルさではどの高級化粧品にも負けませんね。

こういったタイプの基礎化粧品は、使ってもなんにも肌に残らない、満足感も変化もないことが多いです。とりあえず植物エキスを配合しているだけのコスメが多いからです。

その点coyoriは皮脂、セラミド、活性化、保湿、柔軟性など全て狙って配合。無理やりケミカルで変えるのではなく、肌本来の自浄作用を引き出します。狙い、仕組み、裏付けは高級化粧品ブランド以上とも言えますよ。香りも非常に自然でリラックスできる種類。

オリーブ油主体なので、皮脂が減った30代以降にマッチします。皮脂が多い人はニキビが増えやすくなるので避けたほうがいいですよ。

こんな資料も

国産高級化粧品ブランドの売上高
2004年のデータなので古いですが、高級化粧品とされているブランドは売上高が高いことが分かります。ノエビアは販売形態がやや特殊なので低めですが、やはり売れているブランド=高級ブランドということになりますね。